失敗しないために知っておくべきCMSの基本

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そもそもCMSって何?という方のために簡単にご説明しますと、CMSとは「ホームページを作成し・そこに掲載するコンテンツを編集・更新するシステム」のことです。

今でもたまに「ホームページって何百万もかかるんでしょ?」と思いこまれていたり、10万円を切るホームページ制作の質を疑う方がいらっしゃいますが、テクノロジーの進化により、現在のホームページ制作は様変わりしています。確かに大企業のような大量の情報を扱うサイトや、会社独自のシステムと連携させるためにその会社専用に作ったCMSなどは、車や家と変わらない金額になることはありますが、近年はフリーランサーやスモールビジネスを展開する企業のためのCMSが豊富に存在しているのです。

現代は正社員でも副業が可能になり、ブロガーとして副収入を得ていたり、フリーランスとして自分をブランド化してビジネスを展開する人が増えています。従来の既成概念にとらわれず、自分の得意な分野で世の中にチャレンジできる時代です。オンラインなら知恵と努力、そしてちょっとの投資で世界中で勝負できる時代になりました。

そこで、この記事ではこれからホームページを作ろうと考えていらっしゃる方のために、CMS選びに失敗しないための基本情報やCMSのトレンド、人気のCMS4社についてご紹介していきます。

 

 

もくじ

 

 

最新!世界のCMSシェアランキング

それでは早速2020年の最新CMSランキングからみていきましょう。

1位は圧倒的にワードプレスですね。これに次ぐのがShopifyです。ネットショップに携わる方々にはお馴染みのCMSです。
そして、5位にスクエアスペース、6位にWiXが続きます。ジンドゥーはこちらのランキングトップ10にはランクインしていませんが、日本ではご存じの方も多いと思います。

 
  • WordPress:全Webサイトの37.8%が利用しており、CMS市場シェアは63.5%。

  • 内容は、2020年8月確認時点の情報です。また主観評価であることをご理解の上、最新情報は公式サイトをご確認ください。

 

世界シェア№1!「ワードプレス」

CMSで最も有名なのがWordPress(ワードプレス)です。特にブロガーの方に人気ですね。ワードプレスはそのプログラムのソースコードをオープンにし、世界中のエンジニアによって自由に編集・開発できる無料のソフトウェアのため、日本はもちろん、世界で圧倒的なシェアを誇っています。

 
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NY育ちのクールな「スクエアスペース」

現在、世界ランキングの5位にあるのがSquarespace(スクエアスペース)です。ワードプレスと同じオープンソース型のJoomlaやDrupalを除くと、eコマース系CMSのShopifyに次いで人気のSaaS(クラウド型サービス)のCMSです。日本ではまだ知る人ぞ知るCMSですが、デザイナーやフォトグラファーといったビジュアルワークに携わる方々に多く支持されています。

 
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イスラエル出身「WiX」

このランキングではスクエアスペースの次に位置しているのがWiX(ウィックス)。イスラエルで誕生し、2019年には日本支社ができて、日本語のサポートや機能が充実してきた注目のCMSです。無料プランからあるため、検討されている方も多いのではないでしょうか。

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国内最大級!ドイツ生まれの「ジンドゥー」

そして4つめのJimdo(ジンドゥー)は、シェアランキングでは上位にないですが、国内ではKDDI ウェブコミュニケーションズが協業しているドイツを本拠地としたCMSです。会計ソフトサービスのfreeeが「開業応援パック」としてジンドゥーのプランを特別価格で提供しているので、ご存じの方は多いかもしれません。ジンドゥーもWiX同様無料プランからあります。

 
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CMS選びに失敗しないために!
知っておくべきCMSの種類

さて、4つのCMSを簡単にご紹介しましたが、比較の前に、オープンソース型CMSであるワードプレスと、クラウド型CMSのスクエアスペース、WiX、ジンドゥーのしくみの違いについてご説明します。

そもそもホームページを公開するには、「サーバー」と「ドメイン」が前提条件として必要です。例えるならサーバーは家やマンションの部屋のイメージで、ドメインは住所や表札に相当します。家の中の家具や家電がCMSやホームページを充実したものにするプラグイン(CMSの機能を拡張させるプログラム)で、カーテンなどのインテリア、屋根や外壁といったエクステリアはテンプレート(もしくはテーマ)といったところです。

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【オープンソース型:ワードプレス】

オープンソース型は家屋や住む場所、家具、家電のすべてにおいて、自分自身で探し、選び、購入して配置します。こだわりが高じればDIYでカスタマイズすることも可能です。どこに住むか、どんな家に住むか、家具や家電も自由に好きなものを選べるので自分が理想とする家や部屋になるでしょう。その代わり、購入した家具や家電が故障した際は自分で修理するか、業者に依頼するか、新しいものに買いなおす必要があります。

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【クラウド型:スクエアスペース、WiX、ジンドゥー】

一方、スクエアスペースやWiX、ジンドゥーなどのクラウド型CMSは、不動産会社(CMSを提供する会社)で住む場所を決めて好きな家を選んで契約すれば、すぐに家具・家電付きの家に引っ越せます。そのため新生活をスタートするのが早いという利点がありますが、家具や家電は自由に選べません。その代わり、不動産会社が提供した家具・家電のメンテナンスや、何かあった際はあちこち自分で調べる必要もなく、その不動産会社が窓口として対応してくれるので面倒がありません。

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まとめ

このように、オープンソース型は「自由」と「手間」、クラウド型には「利便性」と「限定性」といったトレードオフの状況にあるのです。どちらがご自身に合っているか、まずはこの特徴から自分に合ったタイプを選んでみても良いと思います。

 

PRWORKSではスクエアスペースをメインとしたブランディングサポートをしていますが、クライアントのニーズによっては他社CMSの選択も提案しています。お問い合わせはコチラまで。

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